不完全燃焼…。

読み終わって思った事。
「…何か路線違いませんか?」
1巻を読んだ時は「コメディ色が強いなぁー」と感じた作品でしたが、
2巻での変容ぶりに「あれ?何かヘンだぞ」と違和感を感じていました。
何かこう、コメディを無理やりシリアスにしようとして…失敗した、みたいな(ぇ
しかも今回の中心人物は、*1雪村 舞。
温かい家庭も無く、既に死んで幽霊になっている舞にとって、
(多少問題はあるが)優しい両親と、半吸血鬼でも生きている*2レレナに、
舞は強い劣等感を覚えます。

「雪村 舞」
なんであんたばっかり、
なんであんたにだけ、
なんであたしには誰もいないのよ!!

駄目だ、仕事終わってモチベーション下がり気味で読むと鬱になりそうだった orz
1,2,3と見てきましたが、迷走気味だったこの作品も
3巻で何となく方向性が見えてきたかなぁーといった感じ。


カズマクン最後「魂食」に反逆するのがアッサリし過ぎ。
まぁ自滅するだろうとは思ってましたが…前後のやりとりからするとねぇ…。
今回の話に*3薫が出てきた意味があんまりナイ気がするんだが、アレか、
殺す価値もないって結論でOKなんかな?(笑

*1:15歳にしてこの世を去った幽霊の少女。生きているときに母親から受けた仕打ちによって心に深い傷を負っているが、気づかれないように無理して元気に振舞う。

*2:半吸血鬼の少女。生真面目で単純な性格。その純粋さが舞には…

*3:雪村 舞の実の母親。とんでもないロクデナシで、今回実体化した舞に殺されかけたが、モザイク(舞が飼っていた猫)に命を救われた。(泥酔状態だったため本人は気づいていない)