不完全燃焼…。
吸血鬼のおしごと〈3〉The Style of Specters (電撃文庫)
- 作者: 鈴木鈴,片瀬優
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2002/10
- メディア: 文庫
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「…何か路線違いませんか?」
1巻を読んだ時は「コメディ色が強いなぁー」と感じた作品でしたが、
2巻での変容ぶりに「あれ?何かヘンだぞ」と違和感を感じていました。
何かこう、コメディを無理やりシリアスにしようとして…失敗した、みたいな(ぇ
しかも今回の中心人物は、*1雪村 舞。
温かい家庭も無く、既に死んで幽霊になっている舞にとって、
(多少問題はあるが)優しい両親と、半吸血鬼でも生きている*2レレナに、
舞は強い劣等感を覚えます。
「雪村 舞」
なんであんたばっかり、
なんであんたにだけ、
なんであたしには誰もいないのよ!!
駄目だ、仕事終わってモチベーション下がり気味で読むと鬱になりそうだった orz
1,2,3と見てきましたが、迷走気味だったこの作品も
3巻で何となく方向性が見えてきたかなぁーといった感じ。
カズマクン最後「魂食」に反逆するのがアッサリし過ぎ。
まぁ自滅するだろうとは思ってましたが…前後のやりとりからするとねぇ…。
今回の話に*3薫が出てきた意味があんまりナイ気がするんだが、アレか、
殺す価値もないって結論でOKなんかな?(笑