しにがみのバラッド

しにがみのバラッド。 (電撃文庫)

しにがみのバラッド。 (電撃文庫)

久しぶりに文庫買いに行ったら、
いつの間にやら5巻まで進んでた orz

  • 内容

キノの旅」と同じ短編形式で話が進みます。
といっても、キノの旅のように数ページで終わるほど極端に短いお話ではなく、
ちょうどいい長さになってます。この巻でも全4話構成ですから。

  • 感想とか

主人公、モモは死神で、だけど全身真っ白のいでたち。
本来無慈悲なハズの死神なのに、
モモは人のように笑い、哀しみ、そして涙する。
そのせいで、変わり者(ディス)と呼ばれる…そんな死神。


初めに持った印象は「詩」のような文章をよく使う人だなぁ…と。
筆者にとって、大事な事を印象づけるためだと思いますが、
所々に挿入される登場人物のキモチや記憶を表すモノとして、
「詩」っぽいモノが入ります。
これが、物語の良いアクセントになってますねー。
主人公が死神という特性上、毎度の話に死がつきまとうんですが、
何かしらの救いがあり、
投げっぱなしジャイアントスウィング(?)ではないので安心して読めます。
早く次の巻買いに行こ…。