蟲と眼球とテディベア

蟲と眼球とテディベア (MF文庫J)

蟲と眼球とテディベア (MF文庫J)

感想

現役高校生にして複数の出版社の新人賞を獲得するという
華々しいデビューを果たした日日日氏の著作(5冊目)
前々から読もう読もうと思いつつ積んでいたが、やっと読了。
著者があとがきでも語っているが、この作品を一言で表すなら
「喜劇の舞台だけど、話自体はシリアス」というのが最もしっくりくる。
眼球抉子→えぐりこ→グリコあたりはバカっぽさ全開でよかった(褒め言葉
しかし、作品全体通して見ると「とりあえず出してみた」的な投げっぱなしのネタが多く、
冗長な文章との相乗効果で非常にしょっぱい作品になっている。
ここまでマジメ路線にせずに、
猟奇コメディにとどめていたほうが話としては面白かっただろう。
まだ20台前半の著者「日日日」の今後の成長に期待です。


あと、はまぞうの登録情報が「虫と眼球とテディベア」になってるのは間違いなのか、
何か理由があるのか。
本来の名前「蟲と〜」で検索したら「該当する商品が見つかりませんでした。」
とか問題あるような気がしますが(;´Д`)
<関連>
【でいじーかったー】
表紙、挿絵担当:三月まうすさん個人サイト
 http://www.geocities.jp/mouse11sai/
新風舎
日日日氏へのインタビュー
 http://www.shinpusha.co.jp/bunko/pickup3/